フルーツ・ケーキを焼くようになった理由…宿題その五

2007/01/07


「正月ケーキ」と称して、暮れのうちにドライ・フルーツなどを焼きこんだフルーツ・ケーキを焼き、お正月に食べる話を毎年書いておりますわね。大雑把なレシピはこちらをご覧いただくといたしまして、バター・ケーキの一種であるこのケーキは、いただいたコメントにも書きましたとおりひと手間もふた手間も余計にかかる面倒なもの。なぜこんなものを毎年焼くことになったかについて、こんな風に書きましたわね:

ただただ私にはモッタイナイが染み付いているのと、食い意地がはっているのとで…そのうちに記事にでもしてみようかしらん、などと。

このケーキのレシピは、"nonnno" が大昔に出した西洋菓子の本『ケーキ・ブック(なんとS.58年刊!)』に出ていたものです。何となくレシピを見ているうちに、何て面倒な、これはきっと一度も作らずに終わるだろうなぁ、などと思っていたものでしたわ。けれども、そこに出ていた写真には実に素敵なケーキが写っていまして、誰かが作ってくれたら食べてみたい、とは思っておりました。食い意地の張った筆者のことですもの。

それとはまったく別の話で。

晩柑類…イヨカン、ハッサク、甘夏など…の皮を、そのまま捨ててしまうのはいかにもモッタイナイと、何か利用法はないかしらんと。マーマレードに加工すれば食べられることがわかったものの、そのマーマレードを手作りしようとすると、いつか拙稿「マーマレードのジレンマ」にも書いたとおり簡単に作ろうとするととろみが足りないし、とろみをつけようとするとなかなか手間がかかるジレンマを解決しなくては、と。

それでも、何度となく繰り返してマーマレードを作るうち、ピールも作ってみようということに。どこかでレシピを見つけたか、実物を見かけたかしたのでしょうか。

マーマレードやジャムは、我が家の朝食で(手作りの)ヨーグルトに果物とともに添えて毎日いただくので、毎日少しずつですが必ずといっていいほど食べるものですからいくらあっても邪魔にはなりませんが、ピール(ドライ・フルーツですわね)の方はというと、食べないわけではないけれども、やはり甘いものですから、パンに焼きこんだり、手作りのお菓子を作る際に使ったりぐらいであまりなくなっていきませんわ。冷凍庫に入れても、凍らないで軟らかいまま。それでもいくら冷凍保存してあるといっても、何年も放っておくわけにはまいりませぬ。

ピールがあることと、あの、ピールをも使った七面倒なケーキがいつしか頭の中で結び合い、「いっちょ、やったるでぇ」と相成りまして。

作ってみようとしたのはいいけれど、普通のバター・ケーキのように、バターを練り、砂糖をすり混ぜ、たまごを割り入れて混ぜ、ふるった粉を混ぜて型に入れて焼く、というわけにはいきませぬ。まず、ドライ・フルーツをラム酒やブランデーに漬けておき、カラメルを作って混ぜ、たまごは卵黄を生地に先に混ぜ、卵白を別に泡立てて粉と交互に混ぜなどと、ふた手間ぐらいは余計にかかります。1時間半ほど低めの温度で焼き、焼き立てのうちに型から抜いてラム酒などをかけ、冷めたらラップ材で密封して一週間ほどは寝かせる、というのです。始めて作ってみたとき、焼き上げたケーキを包んでしまい終えたときには疲れ果てましたわ。

一週間ほど置いてからいよいよナイフを入れてみたら、確か中に焼きこんだドライ・フルーツやナッツ類が下に沈んでいたのではなかったかしらん。生地の混ぜ方がよくなかったか、扱い方がよくなかったか、とにかく次に作るときに向けての宿題を抱え込んだのでした。

そんな、こんなと、色々な失敗や改良点を次に焼くときに持ち越しながら、一年に一度ぐらい、こんな面倒なものを作ってもいいかもしれないと。すでに10回以上焼いておりますが、お蔭さまで最近はほとんど分量を含めて元のレシピを見なくても焼けるようになってきた気がしておりますわ。

 

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